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狂聲メリディエ / 少女病

01#
更多 发布于:2016-05-28 15:09

描述:2015年08月05日

图片:17361521741438753110.jpg

2015年08月05日


[ti:不完全犯罪依存症]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.57]「不完全犯罪依存症」
[00:01.70]
[00:02.55]歌:少女病
[00:03.37]作詞:少女病
[00:04.19]作曲:ピクセルビー
[00:04.98]編曲:ピクセルビー
[00:05.80]
[00:06.18]凶報 大恐慌 さぁ狂想 震えよセカイ
[00:12.73]この場で 定められた 指針こそが 法となって
[00:19.02]
[00:19.57]それが どんな 矛盾に満ちた 裁定で
[00:26.04]落涙 落命 何が起ころうと抗えない
[00:32.77]
[00:33.29]「遅れている第4の魔女リフリディア、
[00:36.04]そして第5の魔女の着席を待たずして。
[00:39.47]セカイの行く末が今ここで決定付けられるとまで言われる、
[00:44.23]五魔女会議の幕が上がる」
[00:45.87]
[00:46.28]瓦解の 潜む夜に 星が堕ちる 空を抱く
[00:52.65]狂気を 濫用して 神降ろしの 機は逸した
[00:58.99]
[00:59.56]帝政? 王政? そんな飾りは 意味為さず
[01:06.07]ここに 集う “絶望”が真の最深淵
[01:12.76]
[01:13.17]最終章に至る 余白を消し去れ
[01:19.00]安息だと 成り済ました 歪(ひずみ)を
[01:25.97]再始動へ集え 美しき胎動よ
[01:32.63]歓迎しようか 新たな魔女を
[01:39.37]
[01:39.86]「最も美しく、且つ最も醜悪と歌われる第3の魔女、メリクルベル。
[01:46.52]彼女は新参の若き魔女を挑発するように、その姿をねめつけた」
[01:52.01]
[01:52.41]「なぜ? まだ人を 捨てきれていないような
[01:59.02]不幸ぶった娘がah ここにいるの?
[02:05.58]ねえ、笑えない。 選んだ神は盲目?」
[02:12.05]牽制の暴言に 耐え 若き魔女は
[02:18.65]冷静 沈着 抱えてた疑問投げかけた
[02:25.44]功も 罪(ざい)も ない日々への扱いを
[02:31.90]
[02:32.35]鈍感とは劣等 報復の刃
[02:38.30]裁きとなり 突き刺さるその前に
[02:45.50]「命の灯(ともしび)を どれだけ消したとして
[02:52.00]決して満たされない。わかっているでしょう?」
[02:58.15]
[02:58.86]「自らもその手を薄汚く穢しているのにも関わらず
[03:03.34]綺麗ごとを口にする新参の魔女シスフェリアに、
[03:07.13]メリクルベルが刹那的に攻撃の手を向ける。アイリーンが制し、
[03:12.69]魔女同士の殺し合いは禁忌だと囁いた」
[03:16.03]
[03:31.21]撒き散らされた殺意は それだけで地表を揺らす
[03:38.44]激情 劇場 観客は誰?
[03:42.32]幕開けだ 物語<<ストーリア>>
[03:45.99]不完全犯罪依存の 密教徒はその身を投げて叫ぶ
[03:53.46]「救いを……!救いを……!」
[03:55.21]世界像を 描(えが)き変える物語<<ストーリア>>
[04:00.80]
[04:01.26]「ふふっ、ようこそ、暗色しかないセカイへ。歓迎するわ。こちら側は、
[04:09.51]どこまでも深くて暗いわよ……?ふっ、あははははっ……!」
[04:15.37]
[04:15.82]自覚 症状のある 破損は 致命傷
[04:26.66]修復は不可能……?
[04:29.91]
[04:30.35]撒き散らされた殺意は それだけで地表を揺らす
[04:37.71]激情 劇場 観客は誰?
[04:41.45]幕開けだ 物語<<ストーリア>>
[04:45.01]不完全犯罪依存の 密教徒はその身を投げて叫ぶ
[04:52.52]「救いを……!救いを……!」
[04:54.29]世界像を 描(えが)き変える物語<<ストーリア>>
[04:57.90]
[04:58.47]「黒い花の咲き乱れる、深く仄暗い森。その奥に佇む虚飾の楽園。
[05:06.26]真白国で紡がれる、第三の魔女の物語」
[05:10.88]
[05:11.41]「私が与えるのは、劣化のない……永遠」
[05:16.31]
[ti:真白国へようこそ]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.53]「正直、驚いた。
[00:03.22]魔女の僕、メイメイに手を引かれ、深く暗い森を歩き続けた。
[00:10.00]一歩進む度に現実から離れていくような錯覚に襲われて、
[00:15.89]現実と幻想の境界がわからなくなってきた頃、突然に視界が開けた。
[00:23.82]そこに隠されるように広がっていたのは、陰鬱な光景ではなく、
[00:30.42]思いもよらないほどに美しい景色で……」
[00:34.24]
[00:34.86]花々(はな)は色付き舞い踊って
[00:40.28]鳥達(とり)は祝福を謳って
[00:45.67]まるで、地上の楽園であるかのよう
[00:54.18]
[00:54.65]わたしを迎えて微笑む(わらう)乙女達は皆
[01:01.59]何の毒も感じない
[01:06.94]暗い森の奥見えたものは……絶望じゃなくて。
[01:17.45]
[01:18.27]『ようこそ、新入りさん。あなたの名前は?
[01:23.99]いいえ、やっぱり言わないで。
[01:29.35]だって此処は、誰もが幸せになれるところ。
[01:39.19]
[01:39.61]あなたを蝕んだ不幸は忘れて。
[01:45.33]いいえ、思い出さなくていい。
[01:50.33]もう誰もあなたを傷つけない。そして、幸せになるのよ。』
[02:03.24]
[02:03.91]『此処には、美しい五人の乙女達が住んでいる。
[02:07.90]けれど不思議なことに誰も、
[02:10.49]メリクルベルに負の感情を向けてはいなかった」
[02:13.85]
[02:14.90]花々(はな)も恥じらう乙女たちに
[02:20.34]鳥達(とり)も歌を忘れるほど
[02:25.59]此処はほんとに、魔女のセカイなのかしら?
[02:34.05]
[02:34.50]わたしを迎えた魔女はおだやかに笑んだ。
[02:41.58]雪のように白い肌
[02:47.02]薔薇のような唇は甘い……毒を忍ばせて。
[02:56.64]
[02:57.09]「ようこそ、新入りさん。ずっと待ってたわ。
[03:02.66]そうよ、七番目の乙女。
[03:08.14]恐れないで、不幸せは捨ててしまいなさい。
[03:18.03]
[03:18.38]美しさは決して穢してはならない。
[03:23.92]永久に穢させはしないわ。
[03:29.00]いつまでもいつまでも、私と共にいよう。」
[03:39.72]
[03:40.24]−−−ダメだ、声を聴いたら囚われる
[03:50.86]−−−やめて、中へ入ってこないでよ
[04:01.64]−−−ダメだ、深く身体を蔦が這うように
[04:12.01]−−−絡めとられてしまう……
[04:19.18]
[04:19.64]此処は真白国(ましろのくに) 幸せが包む
[04:25.34]薔薇の香りは芳しく
[04:30.68]何もかもを幸せで塗り替え、忘れていく
[04:40.48]
[04:40.92]『さぁ、怖がらないで。この手をとりなさい。
[04:46.68]甘いお菓子を食べましょう。
[04:51.76]真白の姿、美しいまま此処で……死んでいきましょうね。』
[05:05.56]
[05:06.09]「フィーナ、いらっしゃい。ふふっ、いいコね」
[05:11.31]
[05:14.23]「フィーナは迷うことなく魔女の手をとり、
[05:17.24]その手に誓いの口づけをした。
[05:20.17]私は抵抗して後ずさったけれどその瞬間、
[05:24.78]頭に鈍い痛みが走った。メイメイは諭すように言う」
[05:30.19]
[05:31.47]「あなたもすぐに、同じようになれるから……ね」
[05:36.26]
[05:36.99]「真白国へようこそ」
[05:41.16]歌:少女病
[05:43.74]作詞:Mitsuki
[05:46.10]作曲:ピクセルビー
[05:48.76]編曲:ピクセルビー
[05:51.80]
[ti:聖華の双子が祈るのは]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.59]「美しい双子の少女、ディーとウィー。
[00:03.97]優しい父と母、四人での幸せな生活。
[00:08.02]何不自由なく暮らしていた双子は、
[00:11.05]幸せな日常に忍び寄る影に……気付くこともなく」
[00:15.70]
[00:17.32]「不穏な種は静かに芽吹き、
[00:19.56]いつしか取り返しのつかない悪夢と化して。
[00:23.00]嵩んだ借金の果ての一家解散。双子は離れ離れに……
[00:27.94]別々の家へと引き取られていった」
[00:31.04]
[00:31.72]何を違えたのか その問いに解はなくて
[00:38.35]今はただ、冷たさに耐えるだけ
[00:45.30]『聖華(はな)の双子だね』と云われては微笑みあう
[00:51.88]幸せな時間(とき)はもう過去の中
[00:58.47]
[00:59.04]帰る家もなく 食べるものもなく
[01:05.59]やがて離れ離れになった
[01:11.63]
[01:12.12]『いつか、我が家(うち)に帰ろう
[01:17.88]三年先の聖夜(きょう)に必ず迎えにくるからね』と
[01:31.38]父と母が残したのは 離別(さいご)の口づけ(キス)だけ
[01:40.41]
[01:41.47]「それぞれに引き取られた新しい家で、
[01:44.41]安寧を得ることは叶わなかった。
[01:47.18]ウィーは義理の姉達から陰湿な虐めを受け、
[01:50.65]ディーは過酷な労働を強いられて」
[01:53.43]
[01:54.54]何も望むものはないほどに恵まれてた
[02:01.22]水仕事で擦り切れた手を見て
[02:08.27]其れは奇跡の上 成り立っていたと知った
[02:14.73]幸せな日常(とき)はいつ変わったの?
[02:21.39]
[02:22.03]父は酒に酔い 母は泣いていた
[02:28.61]いつの間にかそうなっていた
[02:34.47]
[02:35.01]『いつかまた逢おうね』と
[02:40.63]三年先に希望(のぞみ)託した
[02:48.00]『どんな顔で会おうか』
[02:54.26]鏡の前 痩せた頬で笑顔をつくった
[03:03.42]
[03:07.69]「そして、三年の月日が経ち、約束の日が訪れる。
[03:12.70]両親が迎えに来てくれることを、
[03:15.32]そして片割れに会えることを信じ、
[03:17.83]遠く離れた地で苦しい日々を生き抜いてきた」
[03:21.65]
[03:22.17]「粉雪の降る聖夜。ディーとウィーは、
[03:25.46]それぞれの家で逸(はや)る気持ちをおさえきれずにいた」
[03:29.31]
[03:29.76]「「これでやっと、本当の家に帰れるんだ……!」」
[03:33.38]
[03:33.94]やっと【逢える】 約束の【焦がれてた】
[03:37.02]聖夜(ひ)がやってきたよ【遠い】 迎えにくる父を【母の影を】
[03:43.31]待ち続けた...
[03:46.48]
[03:47.01]白雪(ゆき)が世界を染めて
[03:52.71]心も白く凍らせていく
[03:59.90]箱庭(いえ)を抜け出し駆ける
[04:06.14]其処にきっとワタシたちの 本当の家(いえ)があるはずだから
[04:12.72]
[04:13.12]予想していた現実
[04:18.79]夢想の残滓 絶望の前
[04:26.07]双子は会い見(まみ)えた
[04:32.40]「誰か...どうか...幻想(ゆめ)を見せて...
[04:35.75]虚構(うそ)でもいいから−−−」
[04:40.62]
[04:41.07]「両親は迎えにこなかった。あると信じて焦がれていた家は、
[04:46.17]もうどこにもなかった。
[04:48.03]双子は互いの温もりだけを支えに、涙を流す。
[04:51.74]すると突然目の前に、カラスを連れた少女が現れて言った」
[04:56.71]
[04:57.27]「あなたたちが、大好きな家族と
[04:59.83]ずっと一緒にいられる場所へ連れていってあげる。
[05:03.90]けれど、これは甘い毒。
[05:07.90]『永遠の幸福』が怖くないのなら、このリンゴを受け取りなさい」
[05:14.26]
[05:14.90]「聖華の双子が祈るのは」
[05:18.85]歌:少女病
[05:21.36]作詞:Mitsuki
[05:23.76]作曲:ピクセルビー
[05:26.01]編曲:ピクセルビー
[05:28.20]
[ti:Primary period]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.45]「泣き虫で甘えん坊な少女、ロシェル。
[00:05.21]貧しくも母と子、慎ましく暮らしていた。
[00:08.54]当たり前だと思っていた幸せな境遇。
[00:11.66]それが突然消え去るなど、想像もしなかった」
[00:15.06]
[00:15.46]退屈な平和が奇跡であることを
[00:21.61]母に守られていたことを肌で感じた
[00:29.03]変わらないものなどありはしないのだと
[00:35.50]変わってから気付いたって もう変えられない
[00:43.10]
[00:43.60]遠い町まで一人きり 心が竦む
[00:50.44]それでも行かなければ……きっと後悔が待ってるから
[00:56.12]
[00:56.51]助けて 誰か聴いて
[00:59.75]孤独に揺らぐ声
[01:02.85]無数の視線 無意識の棘が貫く
[01:09.92]好奇の目に晒され 耳に届く嘲笑
[01:16.42]それでも両足(あし)を前へと動かし続けた
[01:23.57]
[01:24.00]新たに芽吹く 僅かな勇気は
[01:30.34]幼い心を燃やし続けて
[01:36.30]
[01:37.10]「一晩中駆け回り、どうにか薬を手に入れて、家へと続く道を辿る。
[01:43.32]心臓が張り裂けそうに苦しくなっても、
[01:46.42]歯を食いしばって涙をぬぐい、ロシェルは走り続けた」
[01:50.64]
[01:51.51]どんなに怖くても 決して諦めない
[01:57.63]守られていた温かさを憶えてるから
[02:04.99]その灯火だけは絶やしてはいけない
[02:11.62]何度も転び血が滲んでも立ち上がり、駆けた
[02:18.78]
[02:19.24]帰り着いた家は暗く 伽藍の夜陰
[02:26.40]彼女を迎えた絶望は 冷たい墓標の下
[02:32.18]
[02:32.52]どうして 返事をして
[02:35.71]虚空へ鎔(と)けた悲鳴(こえ)
[02:38.88]もう大丈夫 一人でも泣いたりしない
[02:46.04]次はわたしがママを助ける番なんだ
[02:52.56]もう大丈夫……だから、ねぇ……
[02:56.10]目を開けて抱きしめてほしい
[03:00.31]
[03:00.71]「もう甘えたりなんかしない。ワガママだって言わない。
[03:05.47]だから……だから、ずっと傍にいてよぅ……」
[03:12.69]
[03:13.70]「Primary period」
[03:18.43]歌:少女病
[03:22.25]作詞:Mitsuki
[03:26.00]作曲:ピクセルビー
[03:29.73]編曲:ピクセルビー
[03:33.17]
[03:33.56]戻って 打ち破って
[03:36.93]こんな現実なんて望んでいない 欲しくもない 求めてないよ
[03:47.12]無意識に壊れゆく小さな輝きは
[03:53.66]夢想 妄想 幻想の先の理想へ
[04:00.37]
[04:00.88]仮初でいい だれでもいいから
[04:07.15]幸せな夢を見せて お願い
[04:13.47]
[04:14.31]「ああ、可哀相に。よく頑張ったわね。
[04:18.03]これからは強くなることなど忘れて、か弱いままでいていいの。
[04:23.79]だって、幸せなあの日に戻れるのだから。
[04:27.77]さぁ、ついていらっしゃい」
[04:30.82]
[ti:空導ノ果テ]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.50]深窓から焦がれた 一片(ひとひら)の理想(ゆめ)は唯遠く
[00:07.42]粉雪(ゆき)のように溶けては 悲しき歌声(アリオ)を奏で続けていた
[00:18.22]
[00:19.64]「空導ノ果テ」
[00:24.54]
[00:25.45]歌:少女病
[00:28.08]作詞:Mitsuki
[00:30.45]作曲:ピクセルビー
[00:32.44]編曲:ピクセルビー
[00:34.35]
[00:34.88]病魔(やまい)はこの身体を 穏やかに死へと誘(いざな)って
[00:41.56]心まで屠るだろう
[00:44.95]叶わない夢物語(いつか)を祈りながら
[00:49.50]
[00:50.02]まだ……抗ってみせる。
[00:53.85]
[00:54.24]運命(さだめ)を超えて 切り裂く為に 気高き大剣(つるぎ)を纏いたい
[01:01.62]何物にも折れない意思は 未来を護る為に
[01:08.06]この血脈(ち)が繋ぐ 希望の灯火(ほのお) 決して絶やしはしない
[01:14.05]全ての願望(ゆめ)を継いで 導く姫君(イヴリィ)
[01:18.81]伸ばした双手(もろて)は夜空へと消えて行く 幻想の花を追って
[01:30.02]
[01:32.96]「とある大国の姫君・イヴリィ。
[01:36.43]彼女は生まれつき病弱で外を出歩くことを禁じられていた。
[01:42.06]身体を治し、将来は両親と国政を支えたいと夢見ていた。
[01:48.80]しかしある晩、国家の秩序転覆を企てる一派が
[01:53.73]クーデターを起こし、それまでの平和は一瞬にして崩れ去った。
[01:59.39]非力な姫君はただ無力で……。進化に促されるままに逃げるも、
[02:07.22]病に侵された身体は思うように動いてくれない。
[02:11.13]衛兵に支えられながら、痛む心臓を必死に堪えて走った。」
[02:16.83]
[02:18.07]不穏な種子(たね)は芽吹き 緩やかに根を伸ばしていた
[02:25.00]無力に嘆く少女 その両目(め)に映る凄惨な赤は
[02:32.75]
[02:33.21]もう……洗い流せない。
[02:37.32]
[02:37.67]憤怒(いかり)を薙いで 覚醒(めざめ)の為に
[02:41.15]寂滅の大剣(つるぎ)を与えて
[02:45.13]刻み付けた王(ちち)の言葉と 王妃(はは)の笑顔を胸に
[02:51.48]過去も未来も 葬る劫火(ほのお) 決して忘れはしない
[02:57.51]全ての宿願(ゆめ)を背負い、虚空に誓う
[03:01.97]伸ばした双手(もろて)が血に塗(まみ)れ穢されても 魂は穢されないと
[03:12.95]
[03:13.48]「姫君は己の非力を責め、無力を呪い、そして力を欲した。
[03:21.06]絶望した姫君の前に、黒いカラスを連れた女が
[03:25.95]現れ甘言を囁く。」
[03:27.93]
[03:28.48]「そう、力が欲しいの?」
[03:30.91]
[03:31.36]「光栄に思いなさい。その美しさを、気高さを……
[03:36.63]メリクルベル様が認めてくださったわ。あなたは救われる」
[03:41.83]
[03:42.34]「復讐がしたいのでしょう?果たしたいのでしょう?
[03:46.46]安心なさい、すべてはメリクルベル様のお導きのままに……」
[03:51.07]
[03:51.57]「そして少女は差し出された果実を手にした……」
[03:55.30]
[03:56.66]「望みのまま、おいでなさい
[04:03.47]貴女が求めた復讐(ちから)は此処に−−」
[04:08.10]
[04:08.51]毒牙に堕ちて 生かされながら 幻想の大剣(つるぎ)を振るって
[04:15.87]無数の死を積み重ねては 終わらない悪夢(ゆめ)を視(み)る
[04:22.36]砂礫の夜空(そら)に響く咆哮
[04:25.73]何(いず)れ過去も自己も喪い 無(ゼロ)を刻む終(つい)の姫君(イヴリィ)
[04:32.95]精神(いのち)尽きるまで 永遠に繰り返す
[04:39.87]空導の箱庭に 救済(しあわせ)を捜して
[04:47.22]
[04:47.82]「ずっと私が救ってあげる。決して見捨てたりはしないわ。
[04:52.70]ふふっ、美しいわよ。憎らしいほどに。
[04:57.35]……ねぇ、あなたが斬り裂きたいのは、
[05:00.69]見知らぬ敵?それとも、あなた自身?」
[05:05.28]
[ti:Still Unforgiven]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:11.47]
[00:13.08]「こんばんは、フィーナ。」
[00:17.00]「…誰?」
[00:18.98]「私はメイメイ。貴女を救いにきたの。」
[00:23.83]「貴女に見せてあげる。“今”の貴女が、
[00:27.49]これからどんな運命を辿るはずだったのかを」
[00:30.81]
[00:41.24]「メイメイは語りかける。かつて語られなかった、最も最悪の可能性。」
[00:46.96]「メイメイは語りかける。
[00:48.88]残酷な運命。その全てを見通したモノの目で。」
[00:52.83]「メイメイは語りかける。
[00:54.79]フィーナの意思など存在しない、一方的な救済。」
[00:59.03]「メイメイは語りかける。その美しい魂の家、損なわれぬよう。」
[01:04.63]
[01:05.14]「Still Unforgiven」
[01:09.02]
[01:09.83]歌:少女病
[01:11.57]作詞:RD-Sounds
[01:13.04]作曲:RD-Sounds
[01:14.61]編曲:RD-Sounds
[01:15.69]
[01:17.70]「これは誰……?まさか……私?」
[01:22.18]
[01:22.64]捻くれた螺旋―― ――運命の神はかくも厳し
[01:28.89]赦された罪過―― ――生きることだけを考えよ
[01:35.16]終り無き夢想―― ――いつか生まれ来る君を信じ
[01:41.62]慎ましき日々―― ――そこに来る悪夢の使者
[01:47.67]
[01:54.42]こちらに向ける目が 哀れそうに私を射抜いて
[02:00.72]発せられる言葉が 残酷な運命を告げる
[02:07.03]小さな鏡が 映し出した見知らぬ光景
[02:13.47]見慣れぬ誰かが “何か”を抱いて泣いていた……
[02:19.62]
[02:20.01]醜い魂に価値などないと吐き棄てて
[02:26.22]指し示すその姿は
[02:29.20]見てはならない凄惨な赤(いろ)を帯びていた――
[02:35.31]
[02:35.77]響く叫び声 只一つの名前
[02:41.84]かつて描いたそれを彼女は叫び続けていた
[02:48.37]生まれた時にはと 心に決めていた
[02:54.59]わが子の名前が刻まれたひとつの瑕
[03:00.83]
[03:01.26]何度も何度もその名を呼ぶは
[03:04.34]壊れかけの機械のようで
[03:07.54]何度も何度もその名を呼ぶは
[03:10.77]それが愛しきもの故
[03:14.43]
[03:20.49]「そんな……あれは、私。じゃあ、あの子がエフティヒア……。
[03:29.73]そんな……だって、死んでるじゃない……!」
[03:32.83]
[03:33.24]凡そ己とは 認められようもない姿に
[03:39.51]たまらずフィーナは 呆然として膝をついた
[03:52.31]いくつもの世界を 垣間見選んだ筈の現実(せかい)に
[03:58.51]どうしてこんな仕打ち 誰を呪えばいいのだろう
[04:04.73]
[04:05.17]響く無為な羽音が明日を呆気なく壊して
[04:11.30]その最後待っていたのが
[04:14.32]わが子を喪った私(ははおや)の姿か
[04:20.49]
[04:20.98]ねえお願いだから その目をあけてよ
[04:27.11]エフィー!鳴...まだ碌に抱きしめても
[04:31.86]いなかったのに……
[04:33.56]大切なモノを 奪われる未来に
[04:39.77]何の価値があるのかとただ自問し続けた
[04:45.97]
[04:46.46]何度も何度も頭を振って
[04:49.55]必死に否定しようとするけど
[04:52.78]何度も何度も蘇る光景
[04:55.94]そして倒れ伏すフィーナ
[04:58.77]
[04:59.21]放棄せよ
[05:00.49]ただ嫌悪せよ
[05:02.11]生を選び地を這うその姿
[05:05.48]絶望せよ
[05:06.82]ただ恭順せよ
[05:08.47]明日も選ぶことのないように
[05:11.39]その一切から目を逸らしても――
[05:17.01]
[05:30.76]ねえもういいでしょう? 貴女の未来なんて
[05:37.11]こんなどうしようもない結末しか待っていないのだから
[05:43.56]愛しているなら 死なせたくないなら
[05:49.76]貴女の“選び取る”道など一つしかない
[05:56.06]
[05:56.57]現実は虚ろ 告解の果てに
[05:59.60]全て否定する 薬を一つ
[06:02.86]これで貴女も きっと幸せに
[06:05.98]永遠の世界を歩もう――
[06:10.74]
[06:14.84]「愛を注がれる間もなく、消えていく。そんな可能性は、
[06:19.80]最初から生まれない方がいい。そう思うでしょう?」
[06:24.00]
[06:24.42]「大丈夫。全ては嫌な夢。忘れてしまえるからね?
[06:29.45]貴女はなーんにも心配しなくていいのよ」
[06:32.52]
[06:32.97]「さあ、目を覚ましなさい、フィーナ。」
[06:36.16]
[06:38.33]「う…貴女は…誰…?」
[06:42.75]
[06:43.97]「知らないのも無理はないわ。私は、
[06:47.06]貴女の遠い血縁にあたる者。
[06:50.12]倒れた貴女の様子を見ていたの。」
[06:52.67]
[06:53.45]「これをお飲みなさい。今よりも、もっと、楽になれるわ…」
[06:58.26]
[07:00.65]「フィーナ。残酷な運命に翻弄された少女。
[07:07.48]そうしてあるときを境に、
[07:10.94]彼女の行方は誰も知ることはなかった――」
[07:14.47]
[ti:Mirror Image]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.58]「Mirror Image」
[00:12.73]
[00:13.42]歌:少女病
[00:16.05]作詞:RD-Sounds
[00:18.61]作曲:RD-Sounds
[00:21.23]編曲:RD-Sounds
[00:23.56]
[00:31.45]金糸雀という鳥は
[00:35.83]人の為に 自らその翼捧げたなら
[00:47.01]二度と羽ばたくこともなく
[00:51.79]
[00:52.33]美しい鳥だという
[00:56.61]その響きに この心に冠し生きるのには
[01:07.84]相応しくない名だと思う
[01:12.81]
[01:13.45]結ばれていたはずの
[01:15.76]二人を引き裂いたものに
[01:18.19]向けたその殺意(おもい)は決して否定しようもなく
[01:22.71]
[01:23.12]『消してしまえば』
[01:25.93]『あいつさえいなければ』
[01:28.57]その思いの果てに起こした凶行は
[01:33.80]元を正せば
[01:36.28]貴女のせいよと
[01:39.05]指し示す魔女の手先は ただ薄く笑っているばかり
[01:50.11]
[01:51.50]「何がおかしいの?笑ってないでなんとか言ってみたら!?」
[01:55.51]
[01:56.08]「貴女は何も分かっていない。
[01:58.81]損なわれるべきでなかった色。救われた色。
[02:02.82]貴女の魂の本当の色というものを。
[02:06.55]……なら、御覧なさい。見せてあげる。
[02:10.20]あなたの、もう一つの可能性。」
[02:12.61]
[02:13.01]あの幸せそうな影
[02:17.50]私達は 並んで手を取り合い戦っていた
[02:28.71]かつてあった姿がそこに
[02:33.83]
[02:44.33]そうしてたどり着いた運命の交錯する街【crossline】
[02:54.10]可憐で淑やかな「ミリリ」と
[02:59.95]貴女は惹かれ合っていく
[03:04.94]
[03:05.53]呟く
[03:06.41]私じゃない それは 私だけど そうじゃない
[03:10.20]顔を覆って ああ どうして 私は どうして ah…
[03:17.47]
[03:17.91]止められはしない 二人恋に落ちて
[03:23.35]いつしか戦うことさえ忘れていく
[03:28.53]私(カナリア)といえばただ独りぼっちに
[03:33.76]自暴自棄になりきれず己を殺して戦い続ける――?
[03:44.09]
[03:44.61]『……シグが幸せなのならそれでいいから』と。
[03:49.84]搾り出した言葉とは裏腹に
[03:54.77]昏い内なる聲の曰く
[03:57.57]『誰かに取られる位なら、いっそ、貴方ごと……』
[04:05.75]
[04:06.34]「そう、聞こえるでしょう?
[04:08.94]あなたの内に潜むもの。
[04:12.00]己の求めるものに純粋に従うその聲が。
[04:16.44]美しいカナリア。決して己を犠牲になどしなくていいの。
[04:22.29]さあ、その思いを認めなさい。
[04:26.24]それこそがあなたを最も美しくするのだから。」
[04:30.42]
[04:30.88]『ただ傍にいたい それさえ叶わないなら
[04:36.38]貴方をあのときのまま“永遠”に……』
[04:41.57]鎌首を擡げた本当の私が
[04:46.86]私に向かって囁く それは歪な鏡像
[04:57.99]
[05:00.52]「カナリアの心を待つミリリは言葉を詰まらせる。
[05:04.82]己の内なる欲望の聲。それこそが真実の姿だという。」
[05:11.13]
[05:11.81]「――否定したい。
[05:13.71]――けれど。
[05:14.53]――出来ない。
[05:15.75]――現に、自分はあの女を殺したのだから」
[05:20.19]
[05:21.29]「そんな、だって、私は……」
[05:24.95]
[05:25.80]「……沈黙。それはきっと、何よりも雄弁な回答。」
[05:32.36]
[ti:偽りなき聲]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.67]「偽りなき聲」
[00:08.20]
[00:10.82]歌:少女病
[00:13.76]作詞:RD-Sounds
[00:16.77]作曲:RD-Sounds
[00:20.10]編曲:RD-Sounds
[00:23.93]
[00:29.98]ねぇ メリディエ
[00:36.93]あなたがいつかね
[00:43.02]何もかもを そう 捨て去ってしまっても きっと傍にいるわ
[00:56.95]人はあなたを
[01:03.02]畏れるかもとも
[01:09.11]知れないけれども その心の何よりも美しいこと 知っているから――
[01:27.37]
[01:28.12]「生まれながらにして、王女の友人であることを運命付けられていた。
[01:33.67]貴族の娘、メイメイ。」
[01:35.75]
[01:36.73]「光を通さぬ漆黒の髪、感情を閉じ込めた昏い瞳、
[01:42.26]国の唯一の跡継ぎと目された。王女、メリクルベル。」
[01:47.79]
[01:48.49]「二人はいつしか。ただの役割以上に、惹かれ合う。」
[01:53.97]
[01:54.55]「密やかな告白。二人の影は、寄り添うように。」
[01:59.30]
[02:31.05]突き刺さる 違和感
[02:37.09]何故人は こんなにも
[02:44.16]生きるほどに醜く その身 朽ちていく
[02:52.97]
[02:53.79]この身以上の 美など
[03:00.12]許しはしない されどなお
[03:06.62]汚されていく全てのモノ達が 疎ましく
[03:16.26]
[03:16.83]心のどこか その声は
[03:20.22]いつしかはっきりと 語りかける
[03:23.43]とめどなく 肥大する――
[03:26.71]それは内に宿した神の囁き
[03:35.31]
[03:36.40]憎悪【odio】
[03:37.30]全ての堕落に向けた かくも強きその感情(おもい)
[03:43.03]全ての美しきものを手に 有りの儘 穢れぬ様に
[03:49.59]渦巻くは神の声 この偽りなき聲を聞け
[03:57.00]
[03:57.41]「あの日、私の心に舞い降りたのはなんだったのか。
[04:01.25]私はもう、前のままの自分ではないのかもしれない。
[04:05.57]でも、それは私の意志。
[04:07.83]――ねぇ、貴女はどうするの?」
[04:10.77]
[04:11.30]浸潤する 価値観
[04:17.53]この人は こんなにも
[04:24.51]望むほどに次第に その身 壊していく
[04:33.27]
[04:33.81]全てを撃ち棄てても
[04:40.41]願うものが あるのなら
[04:46.87]その願いのままにならぬものが 呪わしく
[04:56.48]
[04:57.08]その幸せを 思うなら
[05:00.44]この身にできることを為そうと
[05:03.65]ただ傍に その傍に――
[05:07.02]道を阻む全てのモノを許さない
[05:15.68]
[05:16.75]憤怒【ira】
[05:17.64]全ての腐敗に向けた かくも強きその誓い
[05:23.23]愛しき意志の望みのままに その道を ともに歩まん
[05:29.79]共振する神の声 その偽りなき聲と共に
[05:38.73]
[05:39.83]村を焼いて
[05:41.37]国を焼いた
[05:43.03]全てその望みのままに
[05:46.50]敗脳を塗し
[05:48.01]虚偽を被せた
[05:49.64]全てその望みのままに
[05:53.03]魔女と呼ぶならば僕となれ
[05:56.31]「メリクルベル」の聲を聞け
[06:01.92]
[06:12.53]悲哀【maeror】
[06:13.42]私の愛しき魔女よ かくも哀しきその願い
[06:19.05]全てがいずれ朽ちるとしても その時までは その傍に
[06:25.39]
[06:25.70]あなたの心の何よりも 美しいことを私は
[06:32.13]誰より知っているのだからと その手をそっと握り締め
[06:38.53]
[06:38.84]共に唱える神の声
[06:42.08]この偽りなき聲を抱いて
[06:48.69]
[06:50.04]「メイメイ。魔女とともに歩むその命。
[06:54.67]人を殺めるときも、人を破滅に堕すときも。
[06:59.15]終ぞ変わらぬ誓いだけが、その胸に。」
[07:02.79]
[07:04.15]「メリディエ、哀れな人。世界の全てに傷ついて。」
[07:09.49]
[07:10.05]「でも、私だけは。いつまでも――貴女とともに。」
[07:15.17]
[ti:狂聲ドミナシオン]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.77]「狂聲ドミナシオン」
[00:04.73]
[00:05.47]歌:少女病
[00:07.07]作詞:RD-Sounds
[00:08.68]作曲:RD-Sounds
[00:10.24]編曲:RD-Sounds
[00:12.50]
[00:13.64]「ようこそ、七人目の美しき少女。ふふっ。さ、踊りなさいな?」
[00:21.38]
[00:21.95]「そして始まる。晩餐会。
[00:24.66]幸せそうに、皆口々に魔女を称えながら。
[00:29.11]けれど、みなどこか空ろな目をしていて。」
[00:32.84]
[00:39.78]「(何なのこれは……胸がざわつく。こんな事が……許されていいの?)」
[00:46.40]
[00:55.02]「心のどこかに巣くう弱音を噛み潰しながら、ミリリは立ち上がる。」
[01:01.16]
[01:01.77]「論戦にも成り得ない拙い感情の吐露。興味深げに応じる魔女。」
[01:08.91]
[01:09.56]「――それは、彼女の最後の抵抗。」
[01:13.43]
[01:14.18]ねえ貴女 その両手がどれほどの血に塗れているのか
[01:20.85]省みることはないの その蛮行(おこない)を
[01:27.44]何を今更 魔女は嗤う
[01:30.62]この手がどれほど穢れようとも
[01:33.93]この美は欠片ほども損なわれないと
[01:40.21]
[01:40.70]ねえ貴女 この娘(こ)達が貴女にどれほど傷つけられたか
[01:47.08]何も言うことはないの その陵辱(おこない)に
[01:53.47]何を愚かな 魔女は嗤う
[01:56.85]その美が堕すのに比べるならば、
[02:00.20]これらの幸せなど疑いようは無いと
[02:06.52]
[02:06.95]神に見出された私の正義(ことば)の前には
[02:13.38]お前の偽善(ことば)など児戯に等しいと知れ
[02:19.79]
[02:20.17]負けるな 己を保て
[02:26.34]この狂気の沙汰に飲み込まれなどしないと
[02:32.89]歪みきった世界の主は ただ嗤うばかりで――
[02:46.54]
[02:49.16]「拙い応酬の間にも、宴は続いていく。
[02:53.84]冷笑。失笑。憐憫。侮蔑。猜疑。軽蔑。
[03:00.70]少女たちからミリリへと向けられる、
[03:04.03]ありとあらゆる負の感情を孕んだ視線」
[03:07.51]
[03:08.04]「たまらずミリリは叫びかける。」
[03:10.18]
[03:10.73]「どうして、ねぇ、どうして!
[03:14.15]あなたたちも昔はこうじゃなかったはずなのに!
[03:17.89]この魔女の言うことが……本当に正しいっていうの!?」
[03:21.77]
[03:23.22]「悲痛なその声に応えるものは、誰一人として、いなかった。」
[03:29.94]
[03:37.45]暗い闇の底を覗き込む
[03:47.29]呆然として ただ立ち尽くす
[03:56.58]私だけが道化のように滑稽な有様で
[04:06.58]誰も手など差し伸べてはくれなかった
[04:16.06]――だけど
[04:18.77]
[04:19.28]……負けたくない 認めたくない
[04:26.39]歪な幸せを 吐き戻そうと頑なに
[04:32.52]
[04:32.91]けれど 紡ぐ言葉の全てが
[04:39.37]力なく消えていく
[04:45.74]
[04:46.18]朽ちた眼嵩は 何も語らず
[04:52.56]宴の一席に据え置かれた亡骸
[04:59.18]何のための罪の贖いか?
[05:05.66]何も赦されはしない
[05:12.30]
[05:15.61]錯綜するエゴの仮託
[05:17.55]生きるのか 朽ちるべきか
[05:19.13]正しいのは私だ とも もはや信じることさえ出来なくなって ah…
[05:25.03]
[ti:最終楽章: 魔女と七人の美しい少女]
[ar:少女病]
[al:狂聲メリディエ]
[by:菜籽酱]
[00:00.47]
[00:05.14]「晩餐会の象徴のように設置された、大きな写し鏡。
[00:11.03]その鏡には、7人の少女たちがこの場所を
[00:15.78]訪れなかったケースの映像が映し出されていて…。」
[00:19.91]
[00:23.50]壊死は進み 循環する 悲哀観念 最終楽章へ
[00:46.81]
[00:47.68]居並ぶ 嬲る 奈落少女 glow 愚弄 苦楽殺傷
[00:57.03]楽団員達は 死旋律弾(ひ)いて
[01:08.52]
[01:09.00]最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい
[01:14.31]そんな悪夢(ゆめ)を見ていた
[01:20.28]ここはそう 薄暗い ショーケースだ
[01:28.30]光は奪われて 届かない
[01:36.35]
[01:37.15]「どうしたの?あなたも欲しくはないの?」
[01:40.84]
[01:41.53]「みんな、みんな錯覚だったんだ。
[01:45.72]やっぱりこんなの、幸せであるはずがないじゃないっ……!」
[01:50.20]
[01:55.02]薬効のない 不具合 遅すぎる 最後通牒だ
[02:06.92]血塗られた 白旗は もう意味を成さずに
[02:18.84]
[02:19.25]有耶無耶 病むは 弱き証左 已むに 已まず 痛覚抹消
[02:28.25]反吐が出るような 自己完結を呪う
[02:39.79]
[02:40.33]網膜は 確かに映した
[02:45.51]世界像の変革を
[02:51.45]今はもう どんなに目 見開いても
[02:59.47]錯覚だったのか 見つからない
[03:05.17]
[03:05.74]「違う。私が、私たちが欲していたのは、
[03:11.15]もっと尊くて……どこまでも純粋なっ……」
[03:14.89]
[03:15.22]「そんな幸せは一過性のもので、すぐに儚く終わってしまうものよ?
[03:20.88]それよりも、私の与えられるモノのほうが
[03:24.22]永続的で正しいとは思わない?あはははっ……!」
[03:29.03]
[03:29.65]「あなたは このリンゴを 食べるの?
[03:38.72]入っているのが毒かは知らない……」
[03:49.34]
[03:49.93]最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい
[03:55.28]そんな悪夢(ゆめ)を見ていた
[04:01.23]ここはそう 薄暗い ショーケースだ
[04:09.29]光は奪われた
[04:12.56]
[04:12.94]逃れられない 運命(さだめ)を 感じた
[04:19.25]少女は 薬(それ)を飲んだ
[04:25.23]哀れなる 七人(しちにん)に 加わり笑う
[04:33.16]たった 一人の 観客へと
[04:39.67]
[04:40.29]「例えこれが毒リンゴだとわかっていても、
[04:44.41]今よりも楽になれるのなら……もういい」
[04:48.60]
[04:50.54]「ふふっ、痛くて苦しいのは、最初だけ。
[04:55.60]すぐに気持ちよくなれるから、ね?」
[04:59.22]
[05:00.22]「ありとあらゆる災禍から美しいものを……
[05:03.96]あなたたちを保護してあげる。
[05:06.74]何も劣化なんてさせはしない。ずっとずっと、
[05:10.60]ここに一緒にいましょ?生きて、いたいのなら……」
[05:15.58]
[05:16.27]「何が正しくて、何が間違っているのか。
[05:19.87]一人一人にある小さな世界像を描き変えるのは……
[05:23.87]いつだって抗えないほどの力だった」
[05:27.13]
[05:27.53]「魔女と七人の美しい少女は、
[05:30.61]森の奥深くでいつまでも幸せに暮らしましたとさ……。
[05:36.97]多分、ね。ふふふふっ……!あはは、あははははっ!!」
[05:45.55]
[05:46.49]「最終楽章: 魔女と七人の美しい少女」
[05:51.77]
[05:52.37]歌:少女病
[05:53.64]作詞:少女病
[05:54.90]作曲:ピクセルビー
[05:55.98]編曲:ピクセルビー
[05:56.71]

制作时间:2015-08-05
It's the only NEET thing to do.
游客

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